"普通の日本人"の声をあげるマイノリティへの憎しみ、ってなんかこう、徹底したものがあるよなとずっと思っていて。
なんとなれば、嫉妬とか羨望に近いものがあるよなと。
それは、自分たちが我慢する事を教育され飼いならされてきたからなのではないかな、と前々から思っていて。
(一等市民の)俺はこんなに我慢してるのに、もっと我慢するべき(2等3等市民の)あいつらはなぜあんなに声高に声をあげるんだ、と。
この歪んだ考えがコンセンサスにまでなっているから、同情すべき"可哀想なマイノリティ"像というエクスキューズがないとその嫉妬を全面に出してもいいと思ってんだろうなと。
結局は、すべての人間に平等に尊重されるべき権利、という考えが理解できてないんだろうなと。
だから基本的人権が"おもいやり"とかに換骨奪胎されても気づかないんだろうと。
すべては教育の結果と理解しますが、邪悪か邪悪じゃないかと問われれば、フツーに邪悪な人々だと答えるしかないですね。
まあ、チラシの裏的につっこんだ本音をいえば、反差別界隈で
「知らなかった!なぜ日本は外国人を差別するのだ!日本人として恥ずかしいからやめよう!」
という向きの方々が多く見受けられ。
そりゃ見て見ぬふりをする、なんとなれば「幸不幸は個人の努力次第だよ」とか説教たれる"普通の日本人"より比較にならないほどマシなのですが。
まず自分たちの属する集団が邪悪なものだと理解しろ、認めろ、そこからはじめろ、イノセントなフリをするな、と言わせて頂きたいですね。
実際、マイノリティに同情を寄せたところで、自分の軸となる考えが差別主義に基づくものだったと、うっすらとでも考えが至ると、認知的不協和をおこし、「それは君達にも悪いところがあるんじゃないかなあ」とマイノリティ攻撃に転嫁してる元友人など山ほど見てきたので。
そんな事を指摘すれば、問題がない個人や集団など存在しないので。
そりゃ間違ってはないけど、そもそもそこを指摘する問題ではない、と言ったところで自己正当化を満足させて"気にしなくてもいい人"のポジションに返り咲く、という山ほどの例が。
以前メンションしたことのある技能実習生を大声で怒鳴る土木職人も、差別的かそうでないか、でいうと差別的なんですが、その基準が「仕事ができるかそうでないか」なんですね。
だから仕事をある程度覚えている技能実習生にはそこまで怒鳴らない。
逆に仕事の遅い日本人を揶揄してたりもした。
だから、"差別してもいい基準"みたいなのが人種ではなく、仕事ができるかどうかで。
彼自身もよくやらかしてたので、その時には上の職人からドヤされたりしてたし。
つまり業界全体でそんな感じなんだろうなと。
このスレッドで考えいる基本的人権を絡めていえば、彼ら彼女らのマインドセットとしては、
"一人前になってはじめてフルの人権が認められるのであって、仕事を覚える前の半人前は人権なんて無くていい"
みたいなものがあるんではないかと。
同じように、バイトなどの試用期間中も人権なんかないよ、みたいな考え容易に繋がるのではないかと。
そうじゃなくて、無条件に全員に生まれたときからあるんだよ、というアイデアなんだよ、という基本的な人権についての周知から始めるべきなんでしょうね。
たぶんそんなレベルからだと思います。