うるう秒が話題なので、以前作ったスライド「日付時刻A to Z」を再掲。
ちなみに当初は「日付時刻入門」というタイトルだったのですが、入門という言葉がふさわしくない分量になってしまったので改題しました。
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/501978
うるう秒の問題は、私たちの生活サイクルの単位である1日と、物理的に正確な時間の単位である1秒の間にあるわずかなズレを回避するすべがないということです。
1日はだいたい86400秒ですが、正確に86400秒ではありません。それを決めるのは地球の大気の動きであるため、正確な予測は不可能です。
もしこのズレを補正しなければ、いずれその差異は、時計が指す時刻と実際の昼夜のズレに拡大していくはずです。
そのとき我々の子孫はどうするのでしょうか。そうなる前に「うるう分」を入れるのかもしれません。あるいは、タイムゾーンをずらして対応するのかもしれません。
どの選択肢を取るにせよ、私たち(の子孫)はうるう秒をやめる代償を多かれ少なかれ払うことになるでしょう。それがなるべく少なくなることを願います。