図書館の文献が図書館炎上で失われたりする事例もあるし、とにかく長期的には「複製できる、複製される」で生き延びるしかないと思うのよね。
で、現行の web はその辺りがとにかく弱い。著作権保護然り、動的ページ然り
そこで IPFS のような多人数による (特に「必要としている人」による) 複製を前提としたシステムだったり、 Creative Commons ライセンスや自由ソフトウェアライセンスのように無断での複製と改変と再頒布を認めるようなものだったりを利用すべしとなる
学術的には図書館にコールドなアーカイブがあるだけで十分かもしれないが、大衆がアクセスしてリンクできないような再利用性の低い情報なんていずれ忘れ去られてしまうわけで、むしろインターネットにおいては大事な情報は閉じ込めて守るよりも広く浸透させることで絶滅を防ぐ戦略の方が (少なくとも大衆にとっては) 正しいのではないかと思っている
無論、そのためにはユーザが手元での複製、改変、再頒布を簡単かつ合法的に行えるような技術・文化インフラの整備が必要なわけだけど
十分に理想的とは限らないにせよ、その観点で IPFS と Creative Commons をおすすめしていくのはかなりお手頃でコスパが良いとは思う (でも IPFS は実装が好きじゃないんだけど……)