すばらしい新世界 - Wikipedia
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『すばらしい新世界』とかもそうなんだけど、主人公の視点が (当時の) 現代人と互換になっていることは示唆に富んでいる、と言うことはできそう
登場人物たちは読者の代理人に対して、読者に通じる語彙や概念セットを使って語りかけるわけだが、その内心や幸福を我々が真に読み取ることはない。
非互換かもしれない別の秩序や思考体系を、限定的で著しく偏ったインターフェースを介して、シリアライズされたものとして受け取るしかない。そしてその解釈は “向こう側” の思考体系ではなく ”こちら側” の思考体系で行うことになってしまう。
ま、べつにこれはそんなに激しい社会制度の非互換がなくとも、もっとシンプルに言語と文化の異なる人間対人間コミュニケーション程度の差異で同じことは言えてしまうけど