不法に投棄された場合はそりゃ環境への負荷が小さいかもしれないけど、消費者は普通にプラごみとして出す場合って実際の環境負荷はどうなんだろう
燃やしている地域では結局燃えるからハイという感じだし、再利用するなら汎用的なプラスチックに対して確立された技術があるのだろうから生分解性かどうかがどこまで効率に影響するのかわからん
でもまあ (ガイドラインや将来の話はさておき) 現時点でプラごみが海外へ輸出されて云々みたいな話はどこかで聞いたような気もするし、そういうことなら生分解性にしておくのには意味があるのかね
プラスチックはリサイクルすると何になる?リサイクル方法や企業の取り組みを紹介 - Green&Circular 脱炭素ソリューション|三井物産
https://www.mitsui.com/solution/contents/solutions/circular/46
> 2つ目の課題は、2021年から始まった廃プラスチックの輸出規制への対応です。日本では、人件費が高いことなどから廃プラスチックを海外に輸出していました。しかし、輸出規制の開始後は国内でプラスチックを循環させる必要があります。
生分解性プラスチックは環境に良い? 問題点やデメリットに迫る | コラム・記事 | ソリューション/製品・サービス | DNP 大日本印刷
https://www.dnp.co.jp/biz/column/detail/20172226_4969.html
> 2021年4月27日に日本政府が策定した「マテリアル革新強化戦略」では、サーキュラーエコノミー(循環経済)実現のため、下記の目標が設定されました。
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> 1. 2035年までに使用済プラスチックを100%リユース・リサイクル等により有効利用
> 2. 2030年までにバイオマスプラスチックを約200万トン導入
この目標を実現するための具体的な取組みとして、下記の施策推進が明記されています。
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> ●リユース・リサイクルを前提とした材料・製品設計技術(モノマテリアル)の確立、および製品設計指針の策定
> ●カーボンニュートラルとの両立を図るためのマテリアルリサイクル、ケミカルリサイ クル技術の効率化・高度化を実施
石油を CO2 にするのが問題なので、素朴な解決策の方向性はこうなるわけだ。
* 石油を使わない
+ →バイオマスプラスチック
* CO2 にしない
+ →マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル技術の向上
+ →モノマテリアル化
そう考えるとやっぱり生分解性がどうというのは基本的に不法な投棄あるいはそれに準ずる結末 (パッケージや梱包の破片が風で飛んでいってしまったなど) への対策であって、資源の循環とかとはちょっと見ている方向性が違うわけだ
ソニー、大型テレビの「発泡スチロール梱包」を廃止 - Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1585232.html
> Green Planetは、バイオマス由来で様々な環境下での生分解性を有し、土壌中に加え海水中でも分解されCO2と水に戻ることから、プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献できるという。
つまりここでいう環境汚染というのは炭素排出とか温室効果ガス云々ではなくシンプルにプラスチックが自然環境に残り続けることを指しているわけね、理解した
(これ「生分解性プラスチック作るのにコストかかるようだと環境への負荷はデカいままなんじゃねえの?」という疑問は解消されないわけだが、まあそこは適切に処理されず自然環境に残留してしまうプラスチックの量と害の大きさの評価次第だから定性的に考えてもどうしようもないか)