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らりお・ザ・何らかの🈗然㊌ソムリエ

あなたの次回のライブラリには劣等GPLを使うべきでない理由 - GNUプロジェクト - フリーソフトウェアファウンデーション
gnu.org/licenses/why-not-lgpl.

> どのライブラリにもふつうのGPLを使うのは、都合の良いこととは限りません。いくつかの場合においては、劣等GPLを使った方が状況を好転できると考えられる理由があります。

この「状況を好転できる」という言い回しは結構本質だと思っていて、 copyleft は静的な思想ではなく、「ユーザの自由を未来にわたって確保する」という状況をより確かにするための運動の一部でもあるわけよね。だからこそライセンス選択に戦略性がある

www.gnu.orgWhy you shouldn't use the Lesser GPL for your next library - GNU Project - Free Software Foundation

> プロプライエタリなソフトウェアの開発者たちには資金力という強みがあります。そこで、自由なソフトウェアの開発者たちも、お互いのために、彼らに対する優位を確保する必要があるのです。ふつうのGPLをライブラリに使えば、自由なソフトウェアの開発者たちはプロプライエタリな開発者たちに対して優位に立つことができます。自由な開発者には利用でき、一方プロプライエタリな開発者たちは使えないライブラリという強みが手に入るのです。

GPL (copyleft) というのは「充実したエコシステムをプロプライエタリ圏から使えない」という状況を成長させることで不自由にすることの優位性を削いでいくという “戦略” のもとでも選択されるものなのよね。
「ユーザの自由が」というのは究極の目標ではあるけど、その手前の段階として「人々が不自由なソフトウェアのエコシステムに参加するメリットをなくす」という戦略目標がある。
copyleft なライセンスでソフトウェアを公開するはそのための戦術のひとつ。

たとえ目標を共有していたとして、理想とする戦術が同じであるとは限らないし、あるいは特定の戦術を支持しないからといって目標を違えていると断じることもできないはずなんだけど。

GPL まわりはどうもその辺り視野狭窄というか過激な人が多い

まあ過激というよりは単に誤解しているというか考えが及んでいないだけなのかもしれないけど……