公民権運動もそうだけど、そもそも法整備と執行をめぐる制度そのものが不全状態であるとして是正を目指す場合の “違法” 行為は、そういった根幹の制度の不全の是正を目的としない違法行為とレイヤーが違うというか大抵の場合区別して考えられるのではないかと思う
司法立法と警察の制度が十全に機能しているという条件下で考えるなら、わざと法を破って “弾圧” されるさまを人々に見せつけるのは単なる過激なパフォーマンスに過ぎず、市民に理を説いて賛同を集め議員を擁立し国会で立法を目指すという正道から逃げているだけと解されても仕方ないのでは
むろんこれは白黒はっきりわかれるようなものではなくグラデーションがあるかもしれないけど、なんにせよ遵法の価値は正当な法制度に立脚しているというのは自然な想定だと思う