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サーバーの情報

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人のアクティブユーザー

「個人情報」というのがプライバシーの一部でしかないので、やはり「プライバシー」という語を(それが適当な場面では)積極的に使っていきたいなという感じです

プライバシーとは「私生活に**干渉されない**」ということであって、たとえば「個人情報を勝手に得る」というのも干渉にあたるし、それ以外にも「私生活への干渉」にあたることはプライバシーの侵害になる

で、我々が twitter や facebook などで切り売りしているのは、個人情報というよりはプライバシーではという

Q5.企業が労働者のプライバシーを侵害した場合の法律問題について教えて下さい。|労働政策研究・研修機構(JILPT)
jil.go.jp/rodoqa/15_houmu/15-Q

> プライバシーとは、一般には、個人の私的領域につき他人から干渉を受けない権利をいいます。具体的な権利の内容としては、個人の私的情報(個人情報)を自らコントロールすることや、私生活上の事項について他人から干渉されないことなどがあげられます。

www.jil.go.jpQ5.企業が労働者のプライバシーを侵害した場合の法律問題について教えて下さい。|労働政策研究・研修機構(JILPT)職場で遭遇するさまざまな問題を取り上げ、その代表例について、専門家がQ&A方式で紹介、解説します。

この「個人の私的情報を自らコントロールする」とか「私生活上の事項(たとえば他人との会話など)について他人から干渉されない」というのがプライバシーの一例なわけですが、分散というよりむしろ「個人インスタンス」がこれを守ってくれるわけです。

(なお、ここで「個人インスタンス」は「個人運営」という意味ではなく、「自分だけがユーザとして使っているインスタンス」という意味)

中途半端な脱中央集権は所詮 "脱巨大権力" に過ぎなくて、たとえ個人運営だろうと弱小インスタンスだろうと、他人が管理している以上は、先述の意味での「プライバシー」の担保は不完全なんですよ

そのことを理解したうえで「脱中央集権で十分、分散は思想や好みの問題」などと宣うのであればそれはそういう意見なんでしょうけど、プライバシーを確保するということを考慮せずに「分散は過剰」などと言うのは、結局自分が twitter に何をされていたかわかっていないだけなのでは

twitter がプライバシーを侵害していることが問題なんじゃなくて、「あなたでない誰か」がプライバシーに干渉することが忌避されるのだと、そこがわかっていないから、 twitter でなければいい、利益が出ないならいい、企業でなければいい、みたいなことを言ってしまうのでは

らりお・ザ・何らかの🈗然㊌ソムリエ

だから、ソフトウェアのレベルで実現できるプライバシー確保としては、個人インスタンスが一番だし、人々が個人インスタンスを利用した結果が「分散」なのであって、分散そのものは目的ではなく結果に過ぎない

もちろん、ソフトウェアでは防御しきれないプライバシー侵害リスクも存在するけど (たとえば VPS 、たとえば回線やルータ) 、それらはひとまずソフトウェアでの解決を保留しても仕方がないのでは。
そういう観点で、「個人単位まで分散してみたところでサーバや回線は安全とは限らない」という意見は、内容自体には一理あるが、レイヤー違いの問題を持ち出しているといえる