あなたの次回のライブラリには劣等GPLを使うべきでない理由 - GNUプロジェクト - フリーソフトウェアファウンデーション
https://www.gnu.org/licenses/why-not-lgpl.ja.html
まあ基本的には原文の翻訳であるこれを読むのがわかりやすいとは思います
基本的には「プロプライエタリに勝つためには、自由ソフトウェアを利用した方が (そのある種の制約を考慮してなお) 利益になるという状況を作るべき」という、まあ自由ソフトウェアを利用するインセンティブを高めろという戦略なわけですね。
で、 LGPL というのは、「既に不自由だったり permissive な代替が存在して、 GPL で制約を付けることが自由ソフトウェアを利用するインセンティブにならない (むしろ不自由なものを使うインセンティブになる)」という場合のみ、仕方なく使うものだという感じのスタンス。
よーするに、 GPL と LGPL どちらを使うか考えるというのは「人々が不自由なソフトウェアを使わないよう、また (多少の我慢をしてでも) 自由なソフトウェアを使うように利益を誘導する」という、不自由との戦いにおける戦略の問題というわけです。
なので、ユニークなソフトウェアを書いたなら (たとえライブラリでも) 敢えて LGPL にする理由がなくて、普通に GPL にした方がより多くの自由ソフトウェアが生まれることになる、みたいな話であると理解している