引用がひどいのはさておき、「征夷大将軍」の「大」は当時において価値のある名称ではあっただろうが、それをもって現代で “偉人” 扱いされているかというと、どうにもそうは思えない (まあ私の高校までの記憶が揮発しているだけかもしれんが……)
なまじ地続きの日本語っぽく見えるから当時尊重されていた形跡が現代でもそのまま意味を持つように見えてしまうが、当時偉大とされていたからといって現代でもそのまま偉大とされるのかというと、べつにそんなことはないんじゃないかなぁという気がする (高い評価がそのまま引き継がれている例もあるのだろうけど)
どうも「偉人」という語自体にだいぶ語弊がある気もしてきた。戦国時代にドンパチやってた人々もみんな「偉人」カテゴリになってたりするし……
その業績の現代における是非は、当時成し遂げたことのインパクトの強さや権力の大きさなどとは独立して評価できる話だと思うのだが、「偉人」の「偉」の文字が人々の認識を狂わせているだけなのでは?